こんにちは!
アロマテラピーインストラクター、ミナコです。
もくじ
- 飲むアロマ?!一般の方が飲むのは危険!!
- なぜ精油を飲むことは危険なのか?
- フランス式なら安心でイギリス式は混ざりものが入っているから安心ではないなんてことはありません
- アロマテラピーは飲まなくても効能がある
- 精油の経口毒性について
飲むアロマ?!一般の方が飲むのは危険!!
ツィッターで気になる記事を見かけました。
今まで知らなかったんですが
ちまたには、飲める精油(飲めるアロマオイルと呼ばれているかも?)を使っている人々がいるんですね!
私は
イギリス式アロマテラピー
フランス式アロマテラピー
両方の資格を持っていますので、
特に、フランス式アロマテラピーをしている方が
海外ではとか、医師の処方で、とか
日本でも一部の人が自己責任において
アロマテラピーに使う精油を飲む場合があるのは、知っていますが
声を大にして言いたいのは
一般の人が精油を飲むのは危険です!
なぜ精油を飲むことは危険なのか?
ローズ精油一滴できるのに、バラ100本とも200本とも言われていますが
精油一滴には、とても作用の強い成分が詰まっています。
また、精油は油に似た性質を持っていますので水分に溶けません。
基本的には、水に落とすと油のように浮きます。
そのまま飲んだ場合は、粘膜に炎症を起こす場合も考えられます。
フランス式で飲む場合も
大抵において、ハチミツに溶かしたり専用のカプセルに入れます。
また、精油を原液で大量に体に取り込めば
それを処理する器官である、腎臓や肝臓に負担がかかることも考えられます。
フランス式なら安心でイギリス式は混ざりものが入っているから安心ではないなんてことはありません
いくつかの飲める精油のホームページなどを見ましたが、
ワタシが見かけたページについては
アロマテラピーにおいて知識のある人からみると
疑問に感じる点がいくつかあります。
精油は信頼できるものを選びましょう。
例えば
フランス式に使う精油は植物100%
イギリス式に使う精油は混ざり物や農薬が入っている
と、ありましたが全く違います。
フランス式アロマテラピーに使う精油も
イギリス式アロマセラピーに使う精油も
どちらも植物100%があたりまえです。
(上記しましたが、私はフランス式イギリス式両資格を持っています。)
というより
アロマテラピーに使う
「精油」
「エッセンシャルオイル」
というものは、
植物からとれた100%のものでないと
「精油」とも
「エッセンシャルオイル」とも呼びません。
つまり、植物から採られる100%のものでしか
アロマテラピー、アロマセラピーは成り立たないのです。
(アロマテラピーとしてではなく他の目的に使うのは100%でなくてもちろん自由です。)
イギリス式アロマテラピーで使う精油には、混ざりものが入っている
などということはありえません。
農薬の使用については、フランス式にしろイギリス式にしろ
各アロマテラピーブランドに確認して頂かないと確実なことは言えませんが
一般的には、多くのアロマテラピーブランドでは
オーガニック認定がなくとも不使用かと思います。
※ただし、ある程度の価格以下のものについてはわかりません。
オーガニックの認定基準は大変厳しいらしく
逆に言えば、オーガニック認定が取れている精油は
安心であるとも言えますね。
植物から採られる100% のものでしか
アロマテラピー、アロマセラピーには使えないし
「精油を」とも「エッセンシャル」とも呼ばないのですから
イギリス式精油は飲めないけれど
フランス式精油は、飲めるなんてことはありません。
大体、日本では一般的にアロマテラピーに使う精油は
雑貨扱いですから口入れたり内服にして良いものではありません。
食品や食品添加物ではありません。
このあたりも、飲めるとうたっているメーカーはどうなっているのか。
(一部、飲んでいる人は全くの自己責任です。)
フランス式では、飲むことや原液塗布が目的みたいな内容も見かけましたが
これも違います。
フランス式は、イギリス式より濃い濃度で使いますが
原液塗布が一般的なわけではありません。
精油を飲むことも一般的ではありません。
他にも知識のある人からみるとビックリするようなことだらけな情報がありました。
アロマテラピーは飲まなくても効能がある
そもそもにして、色々な効能があげられていましたが
極端なもの以外は(ガンに効果的とか。)
ほとんどが
(抗菌、リフレッシュ、気持ちの落ち着き、抗炎症、美肌、ダイエット、デトックスなどなど。)
飲まなくてもある効能です!
飲む必要がありません。
まだまだ、書きたりない気持ちもしますが機会があればまた。
精油の経口毒性について
精油には経口毒性があります。
毒性は、もちろん、精油だけではなく口に入る
色々な食品や食品添加物にもあります。
ただし、食品添加物は厚生労働省で認可していますし
食品についても危険な毒性のあるものは
保健所で注意喚起がされています。
日本の法律では、精油は雑貨扱いで食品でも食品添加物でもないのです。
こちらのサイトに精油の経口毒性についてよくまとまっていました。
飲める精油をお使いの方や、
飲める精油に興味のある方は、ぜひ
一読してみてください。
エッセンシャルオイル(精油)を飲むとどうなるの?(経口毒性について)
精油の安全性については一般的に、プロでも書籍などで確認しています。
この記事について、後日、続きを書きました。
ご興味のある方はどうぞ。