こんにちは。
今日は、アロマテラピーのお話です。
写真ACより引用
アロマテラピーに使う精油を
知識をお持ちでない一般の方が飲むのは危険という内容の記事です。
今回は、こちらの記事についての関連記事です。
もくじ
精油の濃度はどのくらいの%になるかどの位の滴数になるのか計算して使う
標準的な精油は、ひとつの瓶に200滴入っています。
これは、どこのメーカーも大抵、同じです。
(一部、価格や企画により違いがあります。フランス式では滴数で販売することもあります。)
傾けてポトリと落ちる1滴は0.05mlでこれも
どのメーカーも共通です。
芳香浴以外のアロマテラピーをするときは
この
「1滴は0.05ml」を利用して
濃度が何パーセントになるか計算して使う訳です。
皮膚に塗る場合は
イギリス式では1%から2%程度で使用しますので
(一般的な方が楽しむならば1%の利用からをオススメします。)
10mlのキャリアオイルなどに2滴から4滴の精油を薄めて利用します。
(フランス式では使い方により幅があります。イギリス式より高濃度で使う場合が多いです。)
※キャリアオイルとは、アーモンドオイルやホホバオイル、
グレープシードオイルなど、精油を薄めて体のあちこちへ
運ぶためのオイルです。
0.05ml×2滴=0.1ml
10ml×0.1ml=0.01ml←1%
0.05ml×4滴=0.2ml
10ml×0.2ml=0.02ml←2%
この場合、精油2滴が1%で、精油4滴は2%になります
こんなふうに毎回、用途や安全な使い方のために
使う精油の量を計算しているのです。
この1滴、0.05mlの精油を取り出すためには
例えば、200本のバラから一滴。
ともいわれていて
植物由来とはいえ、大変、高濃度なわけです。
そして、この精油を利用して
香りを嗅いだり体内へ取り込んだりすることで
アロマテラピーの効果が現れます。
アロマテラピーの効果が現れるのには当然の理由がある
基本的な、3つのルートがあります。
・香りを嗅ぐときに鼻から脳への刺激(脳へ電気信号が伝わる)
・マッサージにより精油の成分が体内へとりこまれ血管やリンパにのり全身へ作用する
・呼吸により、肺から精油成分が血管に乗り全身へ送られる
ですから
アロマテラピーを行っているのならば
精油成分は確実に脳への刺激があり体内へ作用します。
精油には、それぞれに個性がありますので
効果も色々ですが
体内へ精油がとりこまれることで
様々な効果があります。
香りを嗅いだだけでも
ストレス軽減、ホルモンバランス(生理や更年期障害のトラブル)や自律神経の整え
リラックス、不安の軽減、リフレッシュなど
マッサージなど体内へ積極的に取り込めば
血行促進、デトックス、新陳代謝、利尿、抗ウイルス、低血圧、高血圧など
筋肉疲労や肩こり
肌への作用
美白、収れん、皮脂バランス整え、くすみ、しわ、抗菌、抗炎症など
他にもあげればまだまだありますが
このように色々な効果が期待できます。
※ただし、病気を治したりするものではありませんのでご注意ください。
精油を飲む必要がないし中途半端な知識では怖くて飲めない
で、 1%から2%で使ってこれだけの効果があるものを
(一般の方が使うのには、1%の利用をオススメします。 )
なぜ、飲む必要があるのか?
お料理に混ぜたり、飲み物に入れたりして
内服しなければならない理由が全く見あたりません。
リンク記事でも触れていますが
知識のない方が精油を内服するのは大変、危険です。
安全な利用方法で効果が期待できるのに
一般の方が
わざわざリスクをおかしてまで飲む必要は全くありません。
日本において
フランス式で、場合により一部、飲んでいる方は
精油や、また、その化学成分、
化学成分が体に及ぼす作用などについて
相当量の知識と経験のある方だけです。
そして、何があっても自己責任です。
自然由来だからとはいえ
アロマテラピーに使う精油は
大変、刺激の強いものもあります。
精油についての化学は解明されているとはいえ
精油の飲用についてのエビデンス(根拠、証拠、証明など)
は非常に少ないのです。
中途半端な知識では怖くて飲めません。
アロマテラピーは、内服(お料理や飲み物にまぜるなど含め)せずとも
充分に楽しめます。
内服を勧めるブランドが
本物の精油を使っているとすれば
本物、また、ピュアで混ざりものがないものであればあるほど
植物からとられた高濃度な有機化合物がつまっている、とも言えます。
アロマテラピーは、安全に楽しんでください。