こんにちは。696hsへようこそ。
5人子育て中
アロマテラピーインストラクター
放送大学で心理学勉強中
ミナコです。
昨日の記事に続きます。
昨日は、我慢や忍耐がわからない、と
言うところで記事の続きです。
もくじ
- 三浦雄一郎さんのお話をお聞きしました
- 登山など過酷な状況では我慢や忍耐のイメージがあるが
- 犯罪などの抑止力には我慢や忍耐力が必要では?
- 我慢な忍耐力がないと不登校や引きこもり、ニートになるのではないか?
三浦雄一郎さんのお話をお聞きしました
先日、
放送大学の講義で
プロスキーヤーで冒険家の
80歳でエベレスト登頂、無事、生還された
三浦雄一郎さんの言葉をお聞きしました。
我慢や忍耐力がないといけないのか?ということについて記事を書く中
ヒントになるような言葉が沢山ありましたので思い出して書いてみます。
僕は、冒険やアウトドアについては
非常に向かない体質。
寒がり、暑がり、末端冷え性。
でも、寒さに臆病であることで
生き延びていられると思う。
マイナス10度くらいでも
軍手1枚で大丈夫なんて人に
限って凍傷になってしまったりして。
だから
エベレスト最終アタックしたときも
全身カイロ。
マイナス30度のなかでも
温泉にはいっているようにポカポカ。
その時の状況を判断、理解して生きる。
人として臆病である生き方は大切。
勇気だとか根性なんてものはサッと捨てて
そのとき一番
助かる方法を工夫する。
自然の前では人間は弱いもの。
というお話をされていました。
登山など過酷な状況では我慢や忍耐のイメージがあるが
エベレスト登山など大変過酷な状況では
「我慢、忍耐力」のイメージがありますが
実は、自然の前での人間の弱さを知り
また、自分が臆病であることで
助かっている、
また、それは
人としての生き方にも通じる。
三浦さんは、
お話のなかで
勇気や根性なんてものはサッと捨てて。
と仰っていますが
我慢や忍耐にこだわるよりも
自分を知り
生き方を工夫することが
大切ではないでしょうか。
また、
家族やまわりの人の協力があるから
チャレンジできる。
ともお話されていました。
人間同士の繋がりが
人を動かす原動力になったり
大変な状況をのりきる
強い支えになったりするんですね。
(※三浦雄一郎さんの言葉を、放送大学放送授業を参考に記述しています。)
犯罪などの抑止力には我慢や忍耐力が必要では?
我慢する力や忍耐力があった方が 犯罪や暴力抑止になるのでは?
と考えがちですが
これは、苦手なことを繰り返しやったり
辛い環境に無理やりいつづけることから身につくわけではありません。
むしろ、犯罪や暴力性を生み出してしまうことに繋がる可能性もあります。
犯罪や暴力などの他人に対しての抑止力は
人の気持ちを思いやる力から生まれます。
犯罪や暴力などを抑制する力は
法律や校則などの「決まり事」ではありません。
相手を思いやる想像力が抑止力になります。
以前、
考察 アンパンマンのアンパンチで子供が暴力的になるのか
という記事を書いた時に、子供に
どうしてお友達にアンパンチをしないのか?
聞いてみました。
「だって、おともだちがいたいもん。」
と言う返答でした。
これは、5歳の子供の言葉ですが
この相手の気持ちを想像することは、大人になってもずっと必要な力です。
家庭にいては
お父さんとお母さんが
お互いを思いやる姿や
また、
自分が困っている時に
気持ちを思いやってもらった経験などの
毎日の暮らしにより
自然に身につくのだと思います。
我慢な忍耐力がないと不登校や引きこもり、ニートになるのではないか?
はっきりいってこの「我慢、忍耐力」と
不登校、引きこもりラニーとは関係がありません。
「我慢、忍耐力」があれば
不登校、引きこもり、ニートにならないわけでもありません。
不登校、引きこもり、ニートはなるべくしてなってしまう状態であり
本人ができる最大限の防御です。
誰にだって上手くいかない時期はあるものです。
2020年5月9日 加筆修正しました。