こんにちは。696hsへようこそ、ミナコです。
5月になっても新型コロナウイルス感染拡大防止のため
外出自粛要請や休校などが続いています。
今日は
放送大学で心理学専攻中
5人子育て中、の立場から、現在置かれている状況からストレスを感じている
お子さんやお母さん方に向けて記事を書いてみます。
それ以外の方にも参考になると思います。
アロマテラピーインストラクターとしての立場からは機会があれば
また、続きとして皆様のお役に立てる情報をお伝えしたいと思います。
もくじ
人間はよく分からないものに対して不安を感じる
人間はよく分からないものに対して不安を感じる生き物です。
不安を感じない人が立派で
不安を感じる人は弱虫で甘えている人だ、ということはありません。
恥ずかしいことでもなんでもありません。
大なり小なり誰にでもあることです。
例えば、初めて知らない場所に行く時や
初めて知らない人に会う場合など少し不安を感じますよね。
道に迷ったらどうしようか、とか。
初めて合う人はどんな人だろうか、とか。
また、原因の分からない体調不良で病院に行き
待合室で待つ時なども、不安を感じない人はいないでしょう。
どんな検査をするだろうかとか、医師はどんな人だろうかとか。
悪い病気だったらどうしようか、と考える人もいるかもしれません。
現在の状況は「新型コロナウイルス」という
いままでに人類が経験をしたことのないウィルスへの対処です。
新型コロナウイルス=よくわからないもの
まず、この点に置いて人々は不安を感じます。
よくわからないもの=不安
です。
これは、誰でも一緒です。
新型コロナウイルス=よくわからないもの=全員不安を感じている
となります。
もちろん、大人も子供も一緒です。
今では、経過や、新型コロナウイルスについてが
少しずつわかってきました。
病気の経過や感染経路、予防、治療などが見えてくると
少しずつ不安が消えてきます。
もちろん病気が怖い、という不安もありますので
全てではありませんが
わかること=安心
につながります。
ただ、現在の状況では病気そのものに加え
もいひとつ大きな不安がセットになっています。
それは、新型コロナウイルス感染拡大の為の外出自粛や休校がいつまで続くのか?
ということです。
3月から多くの学校が休校になったり
仕事を家庭でしたり
また、職種によっては休業をしたり
外出自粛をしたりしていて
誰もが今までと違う暮らしを強いられていますが
こちらも一体いつ終わるのか全くわかりません。
これもまた
よくわからないもの=不安
なのです。
子供の様子がおかしい!?
大人だけでなく子供の子供らしい生活は一変しました。
長引く不安や、様変わりした生活から、子供はストレスを感じます。
(これは、大人も一緒です。)
頭痛や腹痛を訴えたり
落ち込みすぎてゴロゴロしていたり
逆にテンションが上がりすぎたり
睡眠リズムが乱れたり、夜中に起きたり叫んだり
赤ちゃん返りや夜尿など今の発達段階でできることができなくなったり
兄弟喧嘩が増えたり、と言ったことがあります。
また、子供は遊びの中に不安を投影することがあり、
それが大人から見ると、残酷な遊びに見えたり
不謹慎に思える遊びをすることがあります。
今回ならば、新型コロナウィルスを題材にした
不謹慎に思える歌を歌っていたり
残酷に感じるようなごっこ遊びをする、というようなことです。
どれも今までと違った変化や不安を乗り越えようとしている、今の子供の姿です。
まずは、子供は子供なりに今を乗り越えようと頑張っているということをそのまま受け入れましょう。
ストレスの発散方法、不安との付き合い方
子供の様子がおかしい!?と感じたら
以下の実践をしてみてください。
(深刻な場合はもちろん専門家へ相談です。)
先に書いたように人はよくわからないものに対して不安を 感じます。
よく分からないもの=不安
です。
まず、この部分を
わかること=安心
にして行きます。
例えば、今までの経緯から
・石鹸での手洗いは、新型コロナウィルス除去に有効であることがわかってきました。
また、
・手で顔を触ると目や口から感染しやすいこともわかっています。
こうすると、病気を防げるよ!という確かな情報は
その子にとって分かりやすい言葉で伝え
わかること=安心
を増やしていきましょう。
また、収束の目処はまだ立ちませんが
必ず元の暮らしに戻る日がくるからね!
や
お医者さんや研究をしているひとが
バイ菌に勝てるように頑張ってくれているから大丈夫だよ!
など、未来の見通しについてもできるだけ安心感を持たせてあげましょう。
また、親子のスキンシップなどを増やします。
肌の触れ合いや
自分が愛されている、という感覚は安心感へ繋がります。
小さい子供なら抱っこやおんぶ
少し大きければ手遊びや親子あそびなど。
スキンシップを嫌がる年齢ならば
親子で同じ目的を持ったことを一緒にする、などでも良いですね。
庭でBBQ
家族で楽器の演奏やのど自慢大会
食事作りや掃除などの家事
家で出来る内職などをみんなでする
家族で畑を作る、なども良いですね。
誰かと繋がりがある、と感じることは
また、誰かの役に立っていると感じることな安心感になります。
大切なことを書き加えておきます。
それは、子供の話を聞く、という事です。
ただし、これには重要なポイントがあります。
「否定」はしないでください。
相づちを打ったり、頷いたりして
ただただ、話を聞いてあげてください。(肯定)
子供が話をしやすい態度で接するのです。
「宿題ばっかでていて、やりたくない!」
否定⇒何言ってるの!宿題やらないと勉強できなくなるよ!
肯定⇒そっかー、大変だね。⇒次の話へ繋がればなおGood。
オウムみたいに言葉を返すのは良い方法です。
「宿題ばっかでていて、やりたくない!」
オウム返し⇒宿題ばっかりなんだね。 やりたくないんだね。
子供の意見が、大人から見て良いか悪いかは重要ではありません。
重要なことは子供が
言葉にできていない気持ちを言葉にして表現できる、ということと
どんな自分でも親が受け入れてくれている、という安心感です。
これは、今回の新型コロナウイルスに限ったことではなく
全ての親子関係に撮って有効です。
思春期を過ぎても大丈夫です。
子供は、否定されずに話をきいてもらえることで安心するのです。
また、生活は一変していますが
変わらずできることは形を変えたとしてもできるだけ続けたほうが
ストレスには良いのです。
これは、具体的には簡単です。
朝、決まった時間に起きて決まった時間に眠る。
3食を大体、決まった時間にバランスよく食べる。
昼間は日光を浴びる
体を動かす、などです。
生活環境の変化から子供だけでなく大人もストレスが溜まりがちです。
好きな音楽を聞いたり、声を出したり、友人と会話をしたり
ストレッチなどの、有酸素運動をしたり、好きな事をする時間をもつなど
上手に気分転換をして行きましょう。